滝ともはる30周年&米重優哉デビュー記念ツアー、
先週、多くの方々のお力を借りて
無事に終える事が出来ました( ´∀`)/~~
遅くなってはしまいましたが、
今日から一日ずつ、その日々を報告したいと思います!!
まず、初日。
ボクの生まれ故郷、岡山県笠岡市にあります
「
カフェ・ド・萌」
このお店は、ボクが16歳の時
初めて人前で歌わせてもらったお店。
親友がギターを弾いていて、ボクが何気なく歌を口ずさんでいるのを
見ていてくれた親友の父親が、「ちょっとここで歌ってみないか」と。
当時はまだまだ、鼻っ柱が強い生意気なガキでね。(今も大して変わらないか(;´Д`)ノ)
本番、最後まで歌いきる事が出来ず途中で飛び出しちゃう始末でさ。
歌いきれなかったくやしさも然る事ながら、
声をかけてくれた親友の父親、お店のマスターとママ、
その時、ご一緒させてもらった出演者の方々
ステージを観に来てくれていたお客さん・・・。
その時を思うと、
顔から火が出るほどの恥ずかしさと
自分勝手に先走る情けなさが溢れてきます。
時が流れて、僕のCDのリリースが決まり、滝さんから「笠岡でライヴをやろう」と
言って頂きボクはどうしても「カフェ・ド・萌」でライヴをやらせてもらいたくて
12年ぶりにお店に伺いました。
親友の父親にも報告をしていたところ、いち早くボクの事を話してくれていたそうで
ママが快く迎えてくれました。
故郷を離れて10年。
11月1日。
初めて歌手として踏んだ笠岡の地。
師匠「滝 ともはる」、兄貴「菊地 威」がボクの故郷にいる事に
なんとも不思議な感覚を覚えた。
出来る事なら、「Kaoru」も一緒に行きたかったなぁ。
リハーサルを終えて、食事へ。
ボクが世界で一番好きなラーメン屋さん「とんぺい」へ。
ボクのCDリリースをスタッフのみんながとても喜んでくれた。
そもそも、歌手だなんてボクから言った事もなかったから、
驚きも入り混じって(*´∀`*)
心もお腹も満たされて、いよいよ本番。
20人も入ったら一杯になる店内に人が溢れかえっている。
ボクの笠岡で初めてとなるライヴを成功させてあげようと
家族、友人達が総出で集まってくれたんだ。
どうしても成功をさせたい・・・。
あまりの強い思いにボクの緊張もMAX!!
菊地さんの弾くピアノの音に導かれ
50人近くにまで膨れ上がったオーディエンスの前へ。
たくさんの拍手を送られ、ボクは歌い始める。
後々、「あんな緊張したお前を見た事がない」と
友達には笑われたけど、とっても気持ちよく歌い切ることが出来た。
滝さん、そして菊地さん、二人を故郷のみんなに紹介する事が出来た。
アンコールを前に滝さんが
「優ちゃんは、おばあちゃん子だったから
生きてらっしゃる時に今日のステージを実現させたかった」
と言ってくれた。
一年前、6月1日に最愛のおばあちゃんは他界した。
ボクは亡くなる前日から、ずっと側を離れずに手を握った。
今にも消えてしまいそうな、ろうそくの灯を絶やさぬよう手をかざした。
鮮明に蘇ってくる記憶が走馬灯ようによぎっていく。
きっと、見守ってくれていたはず。
そして初めてのステージを一緒に演奏した
親友 「丸山 晋右」
2003年2月19日、不慮の事故で22年にも満たない生涯を終えた
ボクの生まれて初めての友達。
告別式で彼に捧げた 「Tears in heaven」
感極まって、歌になっていなかったかもしれないけど
確かに届けることができたよ。
場内にいた同じ傷をもつ友人達も、同じ気持ちで聞いてくれていたに違いない。
なんとも不器用でうまく言葉に綴ることが出来ないけど
集まってくれたみんなに心からお礼が言いたい。
ありったけの思いを込めて・・・
「ありがとう」
これだけじゃ全然足りないけど、他の言葉が見つかりません。
こうして、笠岡の夜を後に
いざ神戸へ・・・。
続く